携帯型ゲームの種類

2008 年 10 月 1 日

初代製品の系列

ゲームボーイブロス
初代製品のカラーバリエーション。ブロスとは「brothers」の省略形「bros.」をカタカナにしたもの。
商標としての提案者は糸井重里。初代製品に似たホワイト(白、AB両ボタンが紫ではなく黒)、スケルトン(透明無色)、レッド(赤)、イエロー(黄)、グリーン(緑)、ブラック(黒)があり。
スケルトンは、中の機械が透けて見える当時においては画期的なものだった。

ゲームボーイポケット
小型軽量化、液晶機能の向上と背景色変更による画面の視認性向上。カラーバリエーションもこれ以降一般化。

ゲームボーイライト
ゲームボーイポケットとほぼ同じサイズで、画面にバックライトを搭載している。

スーパーゲームボーイ
スーパーファミコンに挿して使い、ゲームボーイ用ソフトをテレビ画面で遊ぶことができる。
対応ソフトでは最高13色、それ以外では4色のカラー表示が可能。

スーパーゲームボーイ2
スーパーゲームボーイには搭載されていなかった通信コネクタを装備。

ゲームボーイカラー
カラー化され、最高で56色同時発色可能。赤外線通信機能が搭載された。

ゲームボーイアドバンス
ゲームボーイカラーと互換性を保ちながら大幅にバージョンアップされた後継機種。

ゲームボーイアドバンスSP
折り畳み型。フロントライト付き反射式液晶ディスプレイ搭載。
日本未発売ながら、バックライト搭載型のものも存在する。

ゲームボーイプレーヤー
ニンテンドーゲームキューブの底面に接続し、ゲームボーイ及びゲームボーイアドバンス用ソフトをテレビ画面で遊ぶことができる。

ゲームボーイミクロ
ゲームボーイアドバンスを小型化、バックライト付き液晶を用いた。ゲームボーイカラー以前のソフトを利用することは出来ない。

ゲーム機の中では世界で最もカラーバリエーションが多いハードである。
初代ゲームボーイ(ブロス含む)の通常色だけでも7種類あり、さらに世界中の初代からゲームボーイアドバンスSPの通常、限定色合わせると100種類以上ある。

携帯型ゲームの現在

2008 年 10 月 1 日

2004年末以降、携帯型ゲームは、任天堂の「ニンテンドーDS」とソニー・コンピュータエンタテインメントの「プレイステーション・ポータブル」の登場により、変革期を迎えている。

ニンテンドーDS

2004年12月2日に発売。ディスプレーが上下に2つ並んでいるのが特徴的である。

そのうち下の画面はタッチパネルとしても利用可能で、これを利用した新たなタイプのゲームソフトも登場している。

その他の特徴としては同社のNINTENDO64と同程度の三次元的物体表現能力や、無線通信機能があげられる。

さらに、ゲームボーイアドバンス専用ソフトも利用できる。

発売以来爆発的な普及を見せ、発売20ヶ月で日本での販売台数1000万台突破の新記録を打ち立てている。

2007年現在、家庭用ゲーム機を含めたコンピュータゲーム全般の中で事実上トップに立っている。

これまで家庭用ゲーム機向けで発売され、絶大な支持を得てきた日本の人気RPGシリーズであるドラゴンクエストシリーズも、第9作目ではニンテンドーDSに移行することとなった。

また2006年3月には上位モデル「ニンテンドーDS Lite」が発売された。

プレイステーション・ポータブル

2004年12月12日に発売。

三次元的物体表現能力が同社のプレイステーション2並みに優れている。

ソフトウェアのメディアにはUMD光ディスクを採用している。

ソフトウェアはゲームソフトだけでなく、専用の映像ディスク等も発売されている。

無線通信機能(無線LAN)も備えている。

他の電子機器との連携も視野に入れた設計となっている。

ソフト面では家庭用ゲーム機との差別化が出来ていないため、ミリオンタイトルは廉価版を含めても『モンスターハンターポータブル2nd』の1本だけしかなく、苦戦している。

ただし、かつての任天堂のライバル機以上には健闘しており、現在もある程度のシェアを保ち独自の市場を展開している。

2006年からは家庭用ゲーム機との差別化を図るべく、USB端子に取り付けられるカメラやGPSモジュールやワンセグチューナーなどを開発・販売している。

2007年9月20日には、軽量化を図りワンセグやテレビ画面への出力などに対応したモデルチェンジ版である「PSP-2000」を発売した。

携帯型ゲームの歴史

2008 年 10 月 1 日

初めてヒットしたのは、1980年に発売された任天堂の「ゲーム&ウオッチ」シリーズ。

当時の携帯型ゲームはゲームソフト自体が本体の内蔵部品に書き込まれているため、別のゲームソフトが必要になったときには、本体も含めて新しいものを購入しなければならなかった。

また表示装置も登場人物などの形状の点滅箇所があらかじめ決められている程度の今から見ればごく簡易的なものだった。

その後10年ほどは電子ゲームと呼ばれる、このようなタイプの携帯型ゲームが主流だった。

その後、1989年に任天堂が発売した「ゲームボーイ」によって大きく変わる。

当時普及していたファミリーコンピュータと同様に、ゲームソフトを記憶したカートリッジを交換して使用でき、液晶も縦横に点を配列した方式のものを採用したことによりさまざまなゲームを遊ぶことを可能にした。

同年には米Atariから「Atari Lynx」が、翌1990年にはセガから「ゲームギア」、NECホームエレクトロニクスから「PCエンジンGT」と携帯型ゲーム機が続々と発売された。

いずれもカラー液晶画面を搭載し、性能ではゲームボーイに勝っていたが、本体価格の高さ、電池の持ちの悪さ、対応ソフトの不足や偏り等の要因により姿を消していった。

ゲームボーイの普及は、そこそこの性能で安価・軽量であり、簡単には破損しない丈夫さが愛好者を増やした要因ともいえよう。

特に対応ソフトウェアの幅広さに加え、電池切れを余り気にせず何処でもすぐに利用できた点でも、同機種は長く愛好された。

1996年、携帯型ゲーム市場に新たなヒット商品が誕生する。バンダイの『たまごっち』、さまざまなメーカーから発売されたいわゆる「ミニテトリス」といったキーホルダー大の商品である。

とくにたまごっちは今まではゲームとは縁の遠い存在だった10代の女性を中心に大ヒット。社会現象にまで発展した。

愛らしいキャラクター、とても小さくどこへでも携帯可能であったこと、カラフルな本体デザインなどが支持を集めた理由であった。

その後もハドソンの『てくてくエンジェル』、任天堂の『ポケットピカチュウ』を初めとする万歩計ゲーム、ソニー・コンピュータエンタテインメントの「ポケットステーション」等のテレビゲーム用の記録メディアに小型の液晶ディスプレーをつけたものなどが発売された。

更に、任天堂はこの年『ポケットモンスター 赤・緑』を発売。次第に小学生を中心に広がり大ヒットする。

それをきっかけにゲームボーイ市場は活気を取り戻し、1998年には念願のカラー液晶ディスプレー搭載モデル「ゲームボーイカラー」を発売する。

1998年10月にはSNKより「ネオジオポケット」、1999年3月にはバンダイの「ワンダースワン」等の性能の高いライバル機も発売され、任天堂の独占状態となりつつあったカートリッジ式の携帯型ゲーム機市場に競争が起こった。

携帯型ゲームと据置ゲームのデータ連動を実現させる64GBパック、携帯電話と接続したネットワークサービスを受けられるモバイルアダプタGBなど、従来には無かった遊び方も示されるようになった。

2001年、任天堂はゲームボーイの後継モデル「ゲームボーイアドバンス」を発売。

性能はファミコン並みから一気に向上、スーパーファミコンと比較しても見劣りしない作品が作られた。

また、2003年2月には上位モデル「ゲームボーイアドバンスSP」を発売している。

ゲームボーイアドバンスには、ファミリーコンピュータ、スーパーファミコンからのリメイク・続編が多く発売されている。

携帯型ゲームの主な利用者

2008 年 10 月 1 日

利用者は、パソコンゲームやテレビゲームと携帯型ゲーム機とでは必ずしも一致しない。

前者は男子学生や長年ゲームに親しんでいる熟練ユーザーにある程度偏っているが、後者は小学生や主婦、会社員なども含めた幅広いユーザーが存在する。

その利用局面も多岐に渡る。電源を入れれば、その瞬間に利用可能な機器も多い事から、他の用事の片手間に利用する向きもある。

このためメーカー側はその様な事情に配慮して、一回のプレイ時間が極めて短い物や、随時状態をセーブして電源を切れる物、または常に電源は入りっぱなしで、操作が無い時は状態に変化が起こらない物などが好まれる傾向にある。

ゲームの状態によって随時操作を積極的に要求する内容の物も存在する。これらは「生き物を世話する」事を擬似的に体験させる物に多く、一回の操作自体は数秒程度で完結するものが大半である。

また、一人で遊ぶ内容か、それともコミュニケーションツールとして利用できるかによっても利用者は異なる。

携帯型ゲームの特徴

2008 年 8 月 28 日

ゲーム機に表示装置が内蔵されている。大抵の場合液晶ディスプレイが用いられる。

コントローラがゲーム機本体に一体化している。

ゲーム機の電源は電池。初期は乾電池だったが、2000年代以降はリチウムイオン二次電池が主流となった。特に小型のものにはボタン型電池を採用したものもある。

ソフトを包含、もしくはデータ転送で取り替えるなど、本体がメディアを兼ねるものもある。

消費電力の少ない電子部品を使用している。そのため同時期のテレビゲーム機等と比較すると性能は劣る。しかし近年、その差は以前よりは縮まっている。

ちょっとした時間に遊ぶことが多いため、ゲームのルールや操作方法がすぐに理解できるゲームソフトが比較的多い。

テレビゲームは家族と共同で所有しているケースも多いが、携帯型ゲームはゲーム機・ソフトともたいてい一人で専有している。

個人でのゲーム機本体やソフトウェアの専有意識があることから、通信機能を利用し通信対戦やキャラクターの交換などにより他者とのコミュニケーションをとることのできる機能を盛り込んだソフトも多い。